イヤー、驚きです。

いきなりの80-400mm更新の噂、そして即座の発表。
80-400mmは旧製品が一番最初にVRを搭載した製品だったはず。2002年発売なので足かけ10年ですよ。
そして、急転直下のリニューアル。まだ価格.comにはページもできてませんから。。。
まず新しい製品の中身を見てみたいと思います。
「AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR」の主な特長
- 焦点距離80-400mmのニコンFXフォーマット対応5倍望遠ズームレンズ
- クラス最高レベルの高速AFを実現
- 静粛なAF撮影が可能な超音波モーター(SWM=Silent Wave Motor)搭載
- スーパーEDレンズ(1枚)およびEDレンズ(4枚)の採用による高い光学性能
- フレアーやゴーストの低減に効果的なナノクリスタルコートを採用
- 手ブレ補正効果4.0段(シャッタースピード)の手ブレ補正(VR)機構を搭載
- AFがf/8まで対応しているカメラボディーに、1.4倍テレコンバーター「Ai AF-S TELECONVERTER TC-14EII」を組み合わせて合成F値が8になる場合でも、AFが可能
( 上記はニコンホームページから。)
・価格
まずは気に何る価格ですが、ニコンダイレクトの価格が276,600円、3/5の14時現在ではまだ価格のページもできていないので、どうなっているかわかりません。
旧機種の現在価格が15万8000円から16万1000円。まあ、10年前のレンズですからね。よく今まで売ってたなと。
70-200mm f/2.8が315,000円、今回の新製品が325,500円、1万500円の差!
・レンズの性能
しかし、主な特徴の最後はインパクトありますね。1.4倍のテレコンをつけてf8になるけど、それでも対応しているカメラがあるから使えるよねっていうのは、D600やD7100 に向けてのことなんでしょうかね。
FXのエントリーモデルにもつけてAFが効くっていうのはすごいですよね。
さらにD7100 でも400mm×1.4=560mmがさらにDXフォーマットだと1.5倍で800mmですからね。
テレコンはつけてませんが、作例でもDXで鶴の飛来している姿を撮っているものがあります。その画角に驚きますね、だって2羽の鶴を入れると、片方が画面から切れるんですよ!
ここまで寄れるのは大したものです。
それにはDXで撮りましたと書いてありますからね。いままでFXレンズでこんなことなかったです、そういう意味ではほんとよく考えてるなーと。
それも70-200を買う値段に、少し頑張れば買える値段っていうのがいいですね、70-200mmf/2.8と定価で比べると数万円の違いしかない絶妙な価格設定。
そして、レンズとしては全く違う内容のレンズ。ニコンはうまく考えてますね、もっと儲けてもいいと思いますけど。w
#ただ、同じ日に出たDXフォーマットのデジカメCOOLPIX Aはどう見ていいかわかりません。これは別ページで切りましょう。
・MTF曲線での性能予測
ニコンの製品紹介ページから借りてきました。MTF曲線です。
Wide端・Tele端

レンズの性能ですが、写真の作例で見てもいい感じですね。MTF曲線で見ても、Tele端の方がなんか性能良くない?w
70-200mm f/2.8とは性格が違うので単純な比較はできませんが、どう考えてもこっちの方がMTF曲線だけでも性能がよさそうなのがわかります。
70-200mm f/4と比べても曲線に変な曲りがないですね。さすがに最新設計で、10年も待たせた理由があると思います。
たぶん、この曲線だけ見ても性能的には最高に良い望遠ズームレンズであることは間違いないでしょう。
・重さ
70-200mmf/2.8 が1540g、新製品が約1570g(三脚座を含む)ですからほとんど変わりません。いいんじゃないんでしょうか。
・まとめとニコンの体質改善
まあ、性能的には申し分ないでしょう。重さもそれほどでもない。あとは実写でどんなものが出てくるか、注目ですね。更に一緒にテレコンを買いたくなって、さらに本体まで欲しくなるというレンズ沼&ニコ爺さんに落とし込もうという魔性のレンズ。w
そんな素晴らしいレンズでありますが、さらに今回の発表で気が付いたのは、ニコンからのリークされている情報がD7100以降減ってきているのが気になります。
情報漏えいは企業としては問題なので、まずいということではありますが、これだけ情報が洩れなくなってくるというのは何かが変わろうとしているんでしょうかね。
情報のリークは私自身は悪いものだけではないと思っています、それだけに期待を高めたりとか。
もちろん、情報が速く流出してしまって、買い控えが起きるのは問題ですけどね。
今後ニコンの製品からの情報リークがどうなっていくかというのも、すごく気になっています。